夫婦でファーストクラスに乗って世界周遊すること。
それは私たちの長年の夢。
40歳の春にその夢がついに叶いました。
この旅は長い長い構想期間を経て私の好きが詰まりまくった旅となりました。
その理由はシンプル。
「いつか行きたい」と思っていた場所、「いつかやってみたい」と思っていたことを全部叶えてしまおうと思って旅程を考えたから。
ワーカホリック卒業記念は貯めに貯めてきたWishlistを全部詰め込んだ旅にしたかったのです。
実際旅程が固まってくると、この旅路は私の『好き』を並べた棚だと感じるようになりました。
私の『好き』ってなんだっけえと長らくぼんやりしていたところから、具体になってみると私の『好き』は色々と偏ってるなあと気付きました。
この「偏った好き」はまさに私を構成するピース。
こうしてこの「偏った好き」は「偏愛」というテーマとなって、旅の看板に大きく掲げられるようになりました。
私たちの旅に「偏愛」は外せない切り口なので、このブログも私の旅の看板である「偏愛」を大きなカテゴリの1つとして綴っています。
この記事では、その「ぽんの偏愛旅」がどんなテーマでできているのかを紹介します。
この記事では、「ぽんの偏愛旅」が具体的にどんな偏愛で構成されているか紹介しています
やりたいことを全部やる旅を計画したら、私の“好き”が見えてきた
私の旅のはじまりは出発の数年前。
ベッドの布団の中からスタートしました。
ネット記事やSNSで見つけた気になる場所やお店をせっせと「いつか行ってみたい」フォルダに保存。
本当にどん底な気分の時は現実から離れるためにiPhoneのメモに行ってみたいところがある都市を羅列する。
ファーストクラスで世界一周するならどこに行こう。
この街を最高に楽しむ理想モデルプランってどんな感じだろう。
そんな深夜の現実逃避がどんどん旅程を現実にしていったのだから、時には逃避してみるものです。
こうしてWish Listを書き連ねていってみると、それはただの思いつきではなく昔から持っていた私らしい偏りが感じられて、
「ああ、私はこういうところに心が動く人間なんだ」
と自分を少しずつ回収している気持ちになりました。
そして、その『好き』をちゃんと現地に確かめに行こうと思いました。
自分の『好き』を思い出して、その『好き』を回収しにいく。
それは、仕事において足りない力を埋めようとして削ってきた時間や、自分のかけらを、また集め直すことでもある気がしたのです。
どこまでも私の偏愛を追い求めること。
それは、ずっと仕事だけを一点に見つめて長らく隅に追いやっていた「私らしさ」のコンパスを久しぶりに動かすことでもありました。
「私らしさ」を集めていくこと、それは私にとって旅をする大事な意味だったと思います
私の偏愛旅って?観光地ではなく、“好き”で旅を組み立てる
旅ブログというと国別とか都市別とか、あるいは旅の時系列で整理されることが多いと思います。
SNSを見ているとたくさんの旅好きなトラベラーの皆さんが何ヵ国も訪問していて、社畜時代の私は羨ましくて羨ましくてハンカチをキーーーーッて噛み締める想いで読み漁っていました。
でも、いざ旅に出てみると何ヶ国訪問したかをスタンプラリーのように積み上げていくことより、
この国に来たならあの酒を飲みたいとか、
あの市場に絶対行きたいとか、
そんなピンポイントな欲望が叶ったかの方に夢中で。
私にとっての旅は、文字や写真で眺めていた好奇心の的を、自分の目でみて足で踏み込んで、全身で感じにいく。
そんな「好き」に飛び込んでいく経験を重ねることが大事だったんだと思います。
だから、このブログもそんな私の「好き」を切り口に棚を作りました。
ずーーっと憧れだったファーストクラスの機体やラウンジに踏み入れた時の高揚感。
いつか行ってみたいと焦がれてきたBucket Listの「いつか」が「今」になる瞬間。
いつか飲んでみたいと思っていたワインを、憧れのワイナリーで、憧れの醸造家に注いでもらって飲む興奮。
大好きすぎる番組のロケ地を巡る、好奇心爆発のグルメ旅。
夫婦になることを誓った日とつながる世界の偏愛ホテル巡り。
旅先で出会った愛すべきファッションやアクセサリーたち。
私の偏愛旅とは、行き先ベースではなく、自分の「好き」を起点に旅を組み立てていく旅です。
国や都市を回収するのではなく、心が反応するものを回収しにいく旅とも言えます。
こうして並べていくことは、単なる旅行の思い出にとどまらず、世界中の素晴らしい場所と私を繋いでくれる大事な記録になっていく気がしてなりません。
このブログで綴る、私の偏愛旅の切り口
このブログでは7つの切り口で「偏愛旅」を整理しています。
ファーストクラス体験記


長く働いてきた自分を大事に大事に労うための大切な贈り物。
それが、ファーストクラス周遊券でした。
もうね、仕事してたら報われないことなんて死ぬほどある。いつか誰かが私の頑張りをわかってくれる…と夢見た可愛い娘ちゃん時代もありましたが、そんな日はなかなか来ないので、私の頑張りに相応しい報いとは何かを自分で考え自分で与えることにしました。
その象徴がファーストクラス。
めーーーっちゃ頑張ったし。
いーーーーっぱい理不尽で可哀想なことあったし。
そんな私を労るためのファーストクラス。
特集本や体験記を読み漁り、数えきれないくらい夢にも出てきたファーストクラスについに自分が乗れた興奮を残す記録です。
My Bucket List


このブログでいちばん大きなカテゴリが、たぶんこれです。
いつか行きたい、いつかやってみたい。
忙しい日々の中で、心の中やGoogle Mapにそっと立ててきたピンたちを、ひとつずつ回収しに行った記録。
欲深い私は、「いつか叶えたいこと」が大量にあり、それをできるだけ叶えようとした結果、旅程は半年まで伸びました。
旅の雑誌に3行くらいしか紹介がなかったけれど、気になりすぎて英語サイトまでめちゃくちゃ調べていったカタールの砂漠のウェルネスリゾート。
ずっと憧れてきたシェフが手掛ける予約困難で有名なレストラン。その料理をどうしても味わってみたくて執念で予約した一皿。
このカテゴリには、私の執念にも近い「どうしても行きたかった」「どうしてもやってみたかった」が詰まっています。
もう、私の偏愛そのものがこの記録です。
世界でちどり足


お気づきかもしれませんが、私はお酒がとっても好き。
色々飲むし、時間関係なく飲みたい時は飲みたい。
どっぷり会社員だった頃は本当に酒に救われた。(よくない)
やりきれないことがたくさんあった日には親友たちと山賊のように飲んで、「もうほんと最悪」って言いながらガハハと笑っていれば、今度こそ辞めてやるぜという気持ちもいつのまにか「まあ明日も頑張りますか」に変わっていて。
休日は飲みたいお酒を飲むために少し早いうちからつまみを作ってゆっくり夫と飲み交わし、まだモヤモヤしている出来事を言葉にして酒と一緒に飲み込んで消化していって。
たまに「これめちゃくちゃ好き!」ってお酒に出会うと、このお酒はどこでどうできたのかなと思いを馳せる。
そんな時間は、忙しい合間の貴重な休息であり、間違いなく私と私の心を救ってくれたのでした。
だから、私にとってその土地ならではのワインやビールを飲むことは旅の大事な目的のひとつ。
これは旅先で美味しいお酒とその土地の空気を一緒に美味しく飲み込んだ記録です。
Somebody Feed Pon(『腹ペコフィルのグルメ旅』ロケ地めぐり)


Netflixの『腹ペコフィルのグルメ旅(原題:Somebody Feed Phil)』が大好きすぎて、番組に出てきた場所やお店を巡る旅までしてしまった。
”腹ペコフィルのグルメ旅”って?
『腹ペコフィルのグルメ旅(原題:Somebody Feed Phil)』は、アメリカのテレビ脚本家・プロデューサーのフィリップ・ローゼンタールが案内役を務めるNetflixの旅グルメ・ドキュメンタリー番組。2018年に配信開始し、各エピソードで世界各地の都市を訪れ、その土地の料理や食文化、人々との交流をユーモアたっぷりに描く作品。食を入口に、その街の空気や文化の魅力まで伝えるのが特徴。
海外版孤独のグルメって感じ(全然孤独ではない)なのですが、みているだけで一緒に旅をしている気分になれて、コロナ禍の旅行行きたくて仕方ない時はずっとこれを見て気持ちを紛らわせていました。
そんなたくさんのロケ地を実際に巡りまくりました。
好きすぎて、最終的には急遽、帰国予定日も変更して彼のトークライブにまで行き(それもサンディエゴ、ラスベガスと2回も)、感謝の手紙を読んで握手までしてもらうという奇跡まで起きた、ほとばしる番組愛の記録。
文字にするとだいぶ偏っていて、ある種一番私らしい偏愛かもしれません。
私は、画面の向こうや活字、漫画のコマの中で惹かれたものを、現実の旅で回収するのが好きなんだと思います。
「あの回で見た景色だ」とか、
「あの場面に自分が入り込んで同じものを食べている」とか、
そういう興奮が旅の濃度をぎゅーーーっと濃くしてくれる。
このカテゴリは、私の番組への愛と食欲の記録です。 我ながらちょっと変で、お気に入りの偏愛。
世界のAndaz巡り


実はこの旅をした年、私たちは結婚10周年でした。
そして私たちが夫婦になることを誓った場所は、アンダーズ東京でした。
結婚してから夫婦で旅に出るときはなんとなく行き先にAndazがないかを探してしまっていたのですが、せっかくならこの記念の年は、世界各地のAndazに泊まろうと思ったのです。
実際に各地のAndazに泊まってみると、その土地によって全然違う雰囲気なのに、どこか共通する空気もちゃんとある。
その土地ならではの空気をまとったAndazに出会うことが、たまらなく面白くて気づけば「Andazを巡る」という行為そのものにすっかりハマってしまいました。
Andazに泊まるために、当初予定していなかった都市への訪問を急きょ決めたりもして、最終的には今まで訪問した5か所に加え、この旅でさらに13か所に滞在。世界18か所のAndazに宿泊する結果となりました。
このカテゴリは、泊まるたびにまたAndazが好きになった記録であり、Andazを通して知ったその土地の文化や空気と夫婦の記憶を残していくログです。
偏愛アイテム


旅の大きなたのしみのひとつが、お買い物です。 贅沢をしたいとか、高いものを買いたいとかそういうことではなくて。
旅先で自分の胸を撃ち抜くものに出会うセレンディピティを集めている感じが好き。
ふと入ったお店で見つけたもの。
お店の人と軽い言葉を交わして一緒に選んだもの。
その街ならではの色や形をまとったもの。
あとから見返すたびに、その土地の空気ごと思い出せるような一品を持ち帰ることが好きです。
日常でよく使うアイテムが旅先で購入したものだったりすると、そのアイテムを見てまた買った場所、買った日のことを思い出して少し嬉しくなる。
このカテゴリでは、旅先で出会ったモノを通して、旅の余韻も一緒に持ち帰るような記録を書いていきたいと思っています。
破産覚悟ログ


理想の旅を叶えるにはとにかく時間とお金がかかる!
時間は仕事を辞めることで解消したけれど、お金はねー…大事な大事な要素。
すっごいお金を使うのはもう揺るぎない。
でもお金が減っていくことに毎回焦っていたら、旅の楽しみが半減しちゃう。
そう思った私の選んだ手段は「破産しても無事帰れたらそれで良い!」と覚悟を決めることでした。
あとは、旅の前に「Die With Zero」という本を読んで、
旅は経験への投資!
この旅は偏愛旅という特徴もあって、後悔することは絶対にない!
そんなふうに出発前から確信していたので、損のない投資!天才!!!って思うアドレナリンで失う額のことは考えずに過ごしておりました。(アホの理論)
素敵な旅先を見つけた時にどのくらい予算がかかるかはきっと気になる人も多いはず。
このテーマでは、トータルの金額や各地でかかった費用も、できる限り残していきたいと思っています。
自分で自分を満たす。それが偏愛旅
私の好きが詰まった偏愛旅はもう本当に最高でした。
それは自分で自分をどんどん満たしていけたから。
この「満たす」には2つの意味があります。
1つは、自分のことを一番知っているのは自分であり、満足させやすいのも自分だと思っています。
だから、自分で自分をごきげんにしていくこと。
もう1つは、自分の「好き」を巡ることで、自分の中に自分らしさをちゃんと詰め込んでいくこと。
どっちもすごく幸せなことだと思います。
忙しい日々の中では、どうしてもご自愛がおざなりになりやすい。
でも、この何が正解かもどんな未来になるかもわからない今の世において、自分の機嫌を取ることも、自分らしさをちゃんと自覚していくことも、どちらもすごく大事なことだと思うのです。
もちろん旅に正解なんてないと思います。
有名な場所に行くのも素敵だし、効率よく弾丸で回るのも楽しい。
でも「私は何が好きだろう」って考えてみると、旅のプランはただの旅行プランじゃなくて、「私の旅」のプランになる気がします。
建築やスポーツ、映画に音楽、スイーツ、コーヒー、器、アート、ホテル。
世界にはきっといろんな偏愛が星の数ほど溢れてる。
どこかの誰かがこの記事を読んで、
「自分も自分の偏愛旅を組んでみたい」
そう思ってくれたら、それ以上に嬉しいことはありません。
そんなことを夢見て、このブログでは私の偏愛旅についてちょっとずつ記事を書いていこうと思います。
ぜひ気になる切り口があれば、そこから私の偏愛のピースとその旅路をのぞいてみてください。


